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無理なダイエットは健康を害するだけ

無理なダイエットのやり方・仕方は、何のメリットももたらしません。
強いて言えば、短期間で体重が落ちることくらいでしょうか?しかも、その痩せ方は、全体的にげっそりと病的に痩せていきます。想像しているような、ファッションモデルや芸能人のように、メリハリの利いたボディーにはならないのです。

しかも無理なダイエットをして、一時的に減量できたと喜んでいても、それはリバウンドと健康被害への序章。喜びも束の間、今度はどんどん脂肪が溜まっていく道をたどるか、拒食症(神経性食欲不振症)となって痩せる方向に一直線という、どちらか極端な方向に傾いていきます。

無理なダイエットとは、言うまでもなく過激な食事制限です。
人が健康的に生きていくためには、体内では作られない必須栄養素を食事から取り入れなければなりません必須アミノ酸、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルですね。また糖質も一定量は必要です。脳と血球にとって、唯一のエネルギー源がグルコースだからです。

無理なダイエットで、よくありがちなやり方としては、炭水化物を極端に制限する方法があります。低炭水化物ダイエットと呼ばれる方法ですね。炭水化物抜きとかローカーボダイエットとも呼ばれます。アトキンス式ケトン体ダイエットも、この延長線上です。これこそが、免疫力の低下を引き起こして生理不順になったり、拒食症や過食症といった摂食障害の原因となる、間違ったダイエットの筆頭です。

無理なダイエットをすると、どうなるか?

無理なダイエットを続けていると、どうして健康を害することになるのでしょうか?簡単にいうと、飢餓状態を想像してみてください。人が漂流して、数日間全く食べなければ、免疫力が低下して、様々な病気の驚異にさらされるようになります。またビタミン・ミネラルが不足するので、髪のツヤがなくなり、肌荒れ、冷え性、便秘などの症状が現れます。ビタミンB群が不足すると、体内に貯蔵されている体脂肪さえ、効率よく使っていくことができなくなります。

油抜きダイエットの危険性

無理なダイエットをして、油を抜くことは危険です。
脂肪というと、ダイエットの敵のように思っている人もいるかもしれませんが、とんでもありません。摂りすぎると動脈硬化の原因になると言われている飽和脂肪酸でさえ、不足すると血管がもろくなったり、貧血症状を起こしやすくなります。ましてや体にいいとされるオレイン酸や多価不飽和脂肪酸(魚油、αリノレン酸)が不足することは、健康にとって大きなマイナスとなります。

現代人は不飽和脂肪酸:飽和脂肪酸の比率が1:14であり、これが免疫系に異常を起こし、アレルギーの元になると言われています。理想は1:4ですので、飽和脂肪酸を少なめに、不飽和脂肪酸を多めにを心がけましょう。いずれにしても、全く脂肪を摂らない油抜きダイエットほど、危険なことはないのです。

低炭水化物ダイエットの危険性

無理なダイエットとしては、糖分を制限するダイエットのやり方がよく行なわれます。ブドウ糖が使われない分は、体脂肪として蓄積されるので、できるだけ摂らないようにしようという発想なわけです。だからといって、極端に糖質やカロリーを制限するのは、間違ったダイエット法です。肝臓のグリコーゲンを満たすだけの糖質(350カロリーほど)は、一食の食事で最低限、摂らなければなりません。

そうしないと糖質の不足分を、筋肉を分解することによって補おうとするからですね。筋肉が減るということは、体温が下がることですから、免疫力が低下し、さまざまな病気の温床となります。そのほか体温が下がるので、低体温という症状になります。そうなると冷え性やむくみ、便秘、生理不順、月経前症候群(PMS)をはじめ、いろいろな自律神経失調症や不定愁訴にまで発展していきます。

女性ホルモンのバランスが崩れる

無理なダイエットによって引き起こされる症状としては、骨がもろくなる骨粗鬆症、体臭、口臭などの被害もあります。無理なダイエットによってホルモンバランスが崩れると、エストロゲンの分泌不良により生理が止まったりします。まだ若いのに、1年くらい生理が来ないこともあります。

無理なダイエットによって栄養バランスが崩れると、カルシウムやビタミンD、マグネシウムが不足しがちになり、骨がもろくなってスカスカとなります。エストロゲンには、骨からカルシウムを取り出さないで、骨を強く保つ働きがあります。エストロゲンがあまり分泌されなくなると、この点からも骨がもろくなります。

またエストロゲンには、悪玉のLDLコレステロールを減らして、善玉のHDLコレステロールを増やす働きがあります。その結果、動脈硬化を予防してくれています。これが「エストロゲンが豊富な若い女性の動脈は、男性にくらべて格段に柔軟性をもっている」とされる所以です。しかし、無理なダイエットによってエストロゲンの分泌が少なくなると、あたかも更年期障害や閉経後の女性のように、動脈硬化が急速に進んでしまい、寿命を縮める結果となるのです。

エストロゲンにはコラーゲンの生成を促して、張りのある美白・美肌、キューティクルのある美しい髪を作る働きもあります。エストロゲンは、女性の美しさを作る元なわけです。しかし、過激で無理なダイエットによってホルモンバランスが崩れると、そういった美容も損なわれます。そのほか極端な食事制限によって、たとえば肉抜きダイエットを行なえば、必須アミノ酸が不足します。そうなると、当然コラーゲンが作られないので、この点からも美容が損なわれることになります。

 

無理なダイエット中は、食欲を抑えて空腹を我慢しなければなりません。
こういったダイエットのやり方では、自分も辛いですし、健康も美容も損なって、いいことは一つもありません。

自分だけではなく、家族やパートナーも悲嘆にくれることになってしまいます。
そして忘れてはならないのは、出産をする女性にとっては、胎児に悪影響を与えて、発育不全を引き起こし、子供の健康にまでダメージを与えてしまうことです。”一時的な見栄”から、急激なダイエットをすることは、ゆくゆく取り返しの付かない波紋を広げていくことになるのです。